mugimiの怠惰な毎日をだらだらとお送りします
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断食後の食事と変化
2009年11月10日 (火) | 編集 |
断食は終わったものの、続きがある。

断食明けの胃腸は古い汚れが排出されて、
いわば赤ちゃんのような腸になっている。

そこに刺激物を入れたらどうなるか・・・は、ちょっと考えれば想像がつく。

ちなみに断食明けすぐにカレーを食べた人がいたらしいが、
ものすごく吸収の良くなっている腸から香辛料がものすごい勢いで全身を流れたらしく、
全身にじんましんが出たらしい。

こうなってしまうと、また毒素を抜かないと(つまりはまた断食をしないと)
治らないのだという。


だから、断食明けの食事は注意を守って下さい、と念押しされた。


まず断食明けの3日間は、
そば、うどん、そうめん、豆腐、こんにゃく、野菜、天然酵母パンを食べること。
ただし野菜でも芋と豆類は×。パンもバターやジャムはNG。
果物も食べても良いが、冷えのある人は食べないこと(つまり私はダメってこと)。

お米も断食明けの3日間はNGである。

というのは、お米はエネルギーが作られる元なので、
吸収されすぎて体が活発になりすぎるとのこと。
だから最初に「明けのパンとうどんは・・・」と聞かれたわけである。


4日目からはお米は解禁。芋や豆もOK。
ただしアルコール・タバコ・肉類・魚介類は避ける。

一週間後からは普通にしてもよいが、
出来れば断食を機に動物性食品(肉・魚・乳製品・卵)と砂糖、
それにアルコールを断ち、玄米菜食にするのが好ましい、という。


最初、絶対無理だと思った。

何度も書くが、私は甘いものは大好きだし、
肉も魚も食べる。
乳製品だって今までずーーーーーーっと食べてきたのだ。
(アルコールは無くても生きていけるが・・・。)

N嬢とも帰りの電車の中で「どこまで出来るか」という話になったのだが、
2人とも、今後一生玄米菜食をするのは無理だろう、という見解で一致した。
N嬢は甘いものや乳製品はそれほどもともと食べない人ではあるが、
魚がダメというのは無理だという。

それに、友人とご飯に行って「私、肉は食べないの」といったら場が白けるし、
せっかくイタリアンに行っても「メインは肉と魚とどちらにしますか?」と聞かれて
「どっちもダメです」というのなら今後外食も出来ない。

ま、とりあえず、一週間は言われたとおりに守って、
徐々に戻していくかなあ・・・、という意見で一致した。

のだが。

一週間、しぶしぶながらも言われたとおりに実行した。

そうしたら、(前も書いたが)体調がすこぶる良い!
朝はシャキッと目覚めるし、手足の冷えも改善された。
嬉しいのは頭が割合冴えること。
仕事をしていても能率が上がるのでこれは本当に嬉しい。

そうなると、食事を戻すに戻せないのである。

そんなこんなで最近はマクロビオティックのレシピを図書館でどっさり借りて、
あれこれ作っている。

ダーリンはこれも一過性のブームだと思っているらしく
(私も多分そうだと思うのだが)
割合おもしろがっているようである・・・。
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断食最終日 目に見える毒素の排出
2009年11月09日 (月) | 編集 |
断食からだいぶ時間が経ってしまったので、
早く書いておかないとわすれてしまいそう。

最終日の3日目も朝5時半に起床して、6時から掃除。
それから全員集合して般若心経を読んだあと、
水野南北という江戸時代中期の観相家の「開運の極意」なる文章の朗読会。
(ネットで「水野南北」「開運の極意」で検索したら全文がヒットするので、
興味のある方はそちらで是非。)

そして座禅を何回かして、いよいよ待望の食事タイム!!


といってもいきなりガツガツ食べていいわけではない。
食堂のテーブルにはいろんなものがたくさん並んでいるのだが、
まずは目の前に置かれたどんぶり一杯の水を飲まなくてはならないのである。

そうそう。

書くのを忘れていたのだが、2日目のお昼くらいから、
妙に口が渇くのである。
口の中もそうだし、唇もカサカサ。
お茶は自由に飲めるので何度かお茶を飲んでみたが、どうも解消されない。

N嬢も全く同じだそうで、不思議だねーと言い合っていたところ、
次の座禅のとき、先生が
「そろそろみなさん、口が渇いてきたと思います」とドンピシャリなのである。

それまで消化にかけてきたエネルギーが排毒に回されると、
古いものを出そうとしてガスが出たりだるくなったりすると書いたのだが、
それ以外に、古いものを剥がそうとする働きも始まるらしい。

「だから、唇が乾いてきているでしょうが、実際は腸の中も乾いてきてるんですよ。
もう少し剥がれてきますから、明日一気に出しましょう」とのこと。

で、断食明けにどんぶり一杯の水を飲むのが、この
「剥がれたものを一気に流しだす」という作業なわけである。

水を飲んだら次は大根の煮物、
の、大根の方ではなく、煮汁をやはりどんぶり一杯飲む。
このときに梅干しを箸でほぐしながら「梅湯」状態にするのがツボらしい。

私は超便秘体質なので(という話を奥様にもしていたのでそれを覚えていて下さったらしく)
「麦実さんはしっかり梅干しを入れてね」とアドバイスされた。
梅干しでしっかり酸性にするほうが、腸の汚れの剥がれ方もいいらしい。

もちろんこの梅干しも無農薬の梅を天然塩で漬けたもので、これもまたすごく美味しい。
普段だったら梅干しなんて1つ2つ食べたら満足するのだが、
大根の煮汁と梅干しとの組み合わせが非常に美味しくて、次から次へとみんな手を伸ばしていた。

大根の煮汁をどんぶり一杯飲んだら、ようやく固形物、つまりは大根を食べても良い。
これは皮付きのまま輪切りにして煮ただけで、特に味は付いていない。
これに味噌を付けて食べたり、あるいは梅干しをほぐしながら食べたりするのだが、
みんなやはりお腹がすいているせいか、次から次へとおかわりに並んでいた。
(実際、お腹がすいているかどうかにかかわらず、この大根の煮物は美味しかったのである)

大根をいくつか食べたら、机の上にある他のものも食べてもよい、とのことで、
生野菜がいろいろ。
キュウリ、人参、大根、レタスなどなど・・・。
ほとんどの野菜はスティック状に切ってあるので、
そのままぽりぽりとかじってもいいし、
レタスにくるんで味噌を付けて食べてもいいし。

で、このあたりから「腸の汚れが剥がれてきた」人たちがあたふたと動き始める。
要は、みんなトイレに行くというわけ。

剥がれた汚れがどんぶり一杯の水とどんぶり一杯の大根の煮汁で一気に流れるので、
尾籠な話だが下痢状態になる(だからみんなあたふたするのである)。
しかも一度で全部出るわけではなく、平均的には一人3回くらいは行くらしい。
もちろん個人差はあるし、時間差もある。
ここの施設はそれを見越してトイレをたくさん作ってあるので(全部で7箇所)
「トイレナビゲーター」なる人を用意して、
「今ならあそこが空いてる」と指示をだすのである。

一人また一人とトイレに消えていくのに、
いつまでも野菜スティックをぽりぽりと食べ続ける私・・・。
ちっとも便意が来なくて、どうしようと焦ってしまう。

「ちょっと歩いてくるといいですよ。腸が刺激されるから」

とアドバイスを頂き、
(でもあんまり遠くまで行くと、突然便意が来たとき間に合わないから近くを歩いてね、
というありがたいアドバイス付き)
家の周りを大きく2周半したところで、なーんとなーく気配が・・・。

そして、ようやく「腸の汚れ」が排出!!(しかもかなり黒い)


さて、食事はまだ続いている。
一度でも排出した人は、豆腐や刺身こんにゃく、それに天然酵母パンが食べられる。
(私はなかなか排出出来なかったので、一人でいつまでも野菜スティックをかじっていたわけ。)

この天然酵母パンこそが、ついてすぐに「明けのパンはいくつにしますか」と聞かれた、
例のパンだったのである。

このパンは焼くよりも蒸す方が美味しいらしく、
蒸してフッカフカのパンをようやく食べられたときのあの感動といったら!!

しかも、お皿に添えられていた大豆のハム(←言われなければ大豆だとはわからない)
を挟んで食べたら更に美味しい!!

あああああ、こんなことだったら、もっと買っておくんだった!!
と地団駄を踏んだのだった。


そんなこんなで私はいつまでも食事が終わらず、もくもくと食べていたのだが、
さっさと排出してさっさと食べ終わった人たちは、
要領よく食器を洗って片づけている。
申し訳ないなーと思いつつ最後までシッカリとありがたく頂いた。

食事のあとは荷物をまとめて部屋とトイレの掃除をしたあと、
全員で集合して反省会(というか、一人ずつ意見を述べる会)。

もちろんそれまでも元気な方は元気だったのだが、
食事をしてしっかり排出もして、みんな見違えるようにピカピカの笑顔である。

そして私も笑顔で岡山まで帰ったのであった。
断食・「必要であれば、与えられる」という気づき
2009年11月02日 (月) | 編集 |
断食話の続き。

私一人だけしいたけスープを頂いたのはどうもみんなに申し訳ない気がして、
「しいたけスープを頂いたらすごく美味しかった」という話をN嬢に言ったところ、
やはり、「いいなー」という話になった。

そんなわけで次のフリータイムにわざわざ奥様のところに行って、
「私もしいたけスープを頂きたいんですけど!」とN嬢が言ったものの、
「あー、あのね、干ししいたけを煮て醤油を入れれば出来るから、帰ってからやってみて」
とにべもない。

そうなると私だけ頂いたのがますます申し訳ないなあ・・・。

と思ったのだが。

このあと、また別のフリータイムに、N嬢がストレッチをしていた時の話。

もう何回参加したか分からない、というくらいベテランの参加者
(推定年齢70代のものすごく元気な男性)
がやってきて、N嬢に体のズレを指摘している。

よく聞いたら、この方、気功の先生なのだそう。

早速N嬢が気功を施してもらったところ、
さっきまでここが痛かったのに全然痛くないと大喜び。

いいなー。

と思って私もおずおずと切り出したのだが
(そのとき他にもやってもらいたそうな女性も居たのだが)
軽くツボを推されて、オシマイ。

うぬぬぬぬ・・・。

でも、次の座禅タイムに心を空っぽにしながら、あっ、と気づいた。

そうか、ここは「必要であれば、与えられる」場所なんだ。

逆に言えば、「必要でなければ与えられない」ということだ。
つまり、N嬢にはしいたけスープは必要でなかったし、
私に気功は必要でなかった、ということ。

ともすれば世の中の情報は「これを食べたら健康になる」という食品、
あるいは「これを付けると肩こりが治る」というネックレス、
「これを塗ったら肌が綺麗になる」という化粧品で溢れている。

そういう情報に振り回されて一喜一憂するのが消費者の私たち。
「○○を食べたら次の日体調がよかった」
とある人がいっても、それが「私」に合うとは限らない。
必要でないのに、食べたり、付けたり、塗ったりすると、
必要以上になって効果がないどころか、悪影響になったりする。

そういう「気づき」もあるんだなあとシミジミ。
(当たり前といえば当たり前なんだけど、人が何かしてもらっているのを見ると、
つい「えー私もー」と思ってしまうのが人間というもの。)


そういえば、最終日にいろいろ話を聞くと、
奥様が顔色を見て何か作って下さった、というのは私だけではなかった。
人によって梅醤番茶だったり、やはりしいたけスープだったり、さまざま。

その辺のきめ細やかな心遣いが嬉しくて、
リピーターの人はまたここに通うのだろうな。


リピーターの人たちが口を揃えて言うのがもう一つ、
「先生の話が面白い」ということ。

毎回の座禅の前に、先生の小話がある。
なんというか、学術的では「ない」話が多い。
つまりは先生の主観に基づく話だったり、経験談だったり。

科学的に言えば「ん~?」と思う話もあるのだが、
語り口がなんというか寅さん的なので、
気がつくと引き込まれてしまうのも不思議。

そんな小話の中に食生活のこと、考え方のことが散りばめられている。

何度も書くように、ここは玄米菜食を基本としているわけだから、
肉も魚も卵も乳製品も砂糖もNGという考え方である。

それが何でダメなのか、という話を、
決して科学的ではなく説明するのがまた面白かったりする。
(私はいい加減なサイエンティストだから笑って済ませてしまうが、
カッチカチのサイエンティストだったら食ってかかりそうな話も中にはある)

そう考えると・・・。

私などは、現代医学的に言ったら、血液検査の結果はすこぶる良好なのである。
しかし、低血圧のせいか朝に弱く、なかなか起きられないし、
血圧の低さから血流が十分でないのか、冷え性だし、たまにめまいもする。
耳鳴りもしょっちゅう(そんなにひどくはないが)。
生理痛もひどくて、期間中は毎食後に薬を飲まないと仕事も出来ないくらい。
気になって一つずつ、病院にいって(めまいと耳鳴りで耳鼻科、生理痛で婦人科)
あれこれ検査してもらったが、特に異常はない、結果は良好です、と言われて終わり。
つまり私の不調は現代医学では説明が出来ないのだ。

それがここに来たら、血液が汚れているからだ、と一言でバッサリ、なのである。

そうそう、書き忘れていたが、初日の夜に先生に「吸い玉」をしてもらったのだ。
(いわゆる「カッピング」というもの。台湾に行ったときもやった。)

N嬢はほんのりと赤くなる程度だったのに、私はやっているそばからみるみる赤紫になった。
動物性食品と砂糖で血液が汚れて粘っているからこうなる、というのである。
実際、N嬢に聞いてみるとここしばらく乳製品も砂糖も取っていないとのこと。

断食明けから少なくとも一週間は、動物性食品と砂糖を取らないように、
という注意があるのでしぶしぶながらも守っていたところ(この話はまた後日書く予定)、
妙に体調がよいのである。

まず朝シャキッと目が覚めるようになった。
たまたま断食明けに生理が来たのだが、
それも痛みもなくフッと始まって、フッと終わってしまい、「あれ?」という感じ。
それに手足の冷えもほとんど感じない。

そうやって考えると、現代医学では説明出来ないけれど、
私の体では先生の言われたことが証明出来ている、のである。

「科学的でないことは信用出来ない」とカッチカチのサイエンティストは思うのだが、
「科学的には未だ説明出来ないこと」も世の中にはたくさんあるわけである・・・。
断食・自然食品
2009年11月01日 (日) | 編集 |
断食道場の話の続き。

時間軸がめちゃくちゃだが、到着直後の話。
ここの断食道場では自然食品の販売もしているのだが、
「明けのパンはいくつにします?」と突然聞かれた。

最初「明けのパン」の意味が分からず「???」だったのだが、
よく聞いたら、断食明けに食べられるのはパンやうどんなのだという。
(お米はエネルギーになりすぎるので数日は食べない方がいいらしい)
しかも、その辺のパンではダメで、天然酵母パン、しかも、
砂糖も乳製品(バター)も卵も使っていないものでないといけないという。

なかなかそういうのは手に入らないので、こちらでお分けしているんです、とのこと。
ここで作っているわけではなく、横浜のパン屋さんに注文するので、
数を確認しないといけないから今聞いているとのこと。
「お分けしている」といっても実際は「売っている」という意味なのだから、
いきなり「いくつ買うか?」と聞かれているわけで、ちょっとムッとしてしまった。

「あ、パンでなくて、うどんもありますけど」

とも言われたのだが、いずれにしても同じことじゃないか、と思いつつ、
でも「いりません」と突っぱねるのもちょっと空気的に良くないと思い、

「じゃ、パン、一つで」

とぶっきらぼうに返事してしまった。

「パンは、レーズンもありますけど」
「いいです、プレーンで」
「うどんはどうします?」
「いえ、いいです」

というやりとりをしたのだが・・・。


このわずか2日後、

「あああ、どうしてあのときもっと買っておかなかったんだろう!」

と地団駄を踏むことになるとは・・・。


さてさて。

初日は自己紹介と何度かの座禅をしたあとは、入浴してすぐに就寝である。
やはり神経が高ぶっているのか、なかなか寝付けず・・・。

2日目は5時半に起床して、6時から掃除。
そのあとまた別棟に移動して、まずは般若心経を唱える。
(唱えるだけで、別に解説があるわけではない。)
そのあと森信三という哲学者の本の読書会。
哲学書というと難解なイメージがあるが、これはすごくわかりやすく、
かつかなり実生活に近いものなので面白い本だった。

それからまた1時間に1回の座禅を数回やったのち、
お昼には野菜ジュースが一杯(たくさんという意味ではなくコップに一杯)出る。
これをゆっくりゆっくり時間をかけて頂く。

そのあと生姜湿布実習(?)。
みんなで生姜をすり下ろして木綿袋に入れて煮立て、
そこにタオルを浸して絞り(←全部浸すと熱くて絞れないので両端を浸さないのがコツらしい)
お腹の上に当てて数分おく、というもの。
普通の温かいタオルを置くよりも、生姜を入れる方がずっと温かさが持続するので、
すごく気持ちよくてウトウトしてしまった。

そしてまた午後から座禅へ。

この頃から少しずついろんな人と話せるようになった。
座禅の合間のフリータイムも本を読むのをやめて、
いろんな方からいろいろお話を伺ったり。
食事を変えることで体調が変わるだけでなく、考え方も変わったので、
その結果仕事も変えてしまった、という方もいたり・・・。

ただ、いずれにしてもやはりみなさん「食」に対する意識がとても高く、
完全なる玄米菜食とまではいかないものの、
私よりはずっとずっと気をつかった食事をしていらっしゃる。

そう考えてみると、最近そんなに食事に対してマジメに考えていなかったなあ・・・。

私は肉も魚も乳製品もお菓子も食べてはいるのだが、
それでも玄米菜食という考え方に抵抗しないのは理由がある。

小さい頃、東城百合子の「家庭でできる自然療法」という本が家にあり、
ちょっとした病気や怪我などは、母がこの本を見てあれこれと対処をしてくれた。
今はどうか分からないが、小さい頃は梅エキスも家に常備されていたし。

私はなぜかこの本を読むのが好きで、
巻末にある「体験談」コーナーなど、今でも覚えているくらいだ。
基本的に、この本では玄米菜食の重要性をかなり強く述べているのである。

今になって思えば、母なりの「子供には薬をあまり使いたくない」という思いだったのだろう。
(実際はどうかわからないが・・・)

そんなことをつらつらと考えつつも、
基本的にはみんなお腹がすいているせいか、
やはり食べ物の話ばかりになってしまうのがおかしかった。

そうそう、フリータイムには自然食品コーナーもよく眺めた。
上述した、販売コーナーである。
最初に書いたように、ここはご夫妻で主催されており、
奥様は料理教室もされている。
そのため、使う食材もかなり厳選しており、味噌や醤油にいたっては、
自分で作っているとのこと。
納得出来るものが出来るまでかなり時間もお金もかかったそうなのだが、
今ではあちこちからの「欲しい」の声に応えられるように、
小分けして販売もしているのである。
それ以外にも日本全国の「安心出来る素材で、かつ美味しいもの」が選び抜かれており、
眺めているとあれもこれも欲しくなってくる(お腹がすいているからますます・・・)。

みんな同じ考えになるので、一人一つ段ボール箱をもらい、
欲しいものを自分の箱に入れておくと、スタッフが梱包して宅配便で送ってくれる。
(もちろん料金は最後に払うのだが。)

棚を眺めていたとき、奥様がふと私の顔を見て
「あなた、目の下が赤いわね」と一言。
そうなのだ、私は目の下がぷっくりしていて、しかも赤い。
これはずーっと昔からこうで、大学時代は化粧品屋に行くたびに
「そのクマにはこれが効きます」
「コンシーラー使った方がいいですよ」
といわれていたほど。

「それはね、腎臓が疲れてるの。あなた、砂糖取ってるでしょ?
魚も食べてるわね。砂糖の毒とか、魚の毒を漉すのに腎臓がすごく頑張ってるのよ。」

心配そうにいいながら、ふと受話器を取ってどこかに電話をかけ始めた。

「あ、一慧さん? あのね、目の下が赤いのは・・・」

しばらく話したのち、受話器を置いて私の方に向き直ると、
「しいたけスープがいいみたい。ちょっと、作って上げるから」

と台所へと歩いていく。慌ててあとをついていく私。

しいたけスープというのは干ししいたけを数個鍋に入れ、
フタをせずに(陰の気を飛ばすらしい)20分ほど煮込んだ液に、
自分が美味しいと思う量の醤油を入れたもの。

今ひとつピンと来なかったのだが、頂いてみたらものすごく美味しい!
(もちろんお腹がすいていたというのもあるが、それを差し引いても、
体に染み渡る感じがする。)

「干ししいたけはね、天日干しじゃないとダメよ。
スーパーで売ってるのは乾燥機で乾かしたものだからダメ。
醤油も、何年おいてもカビが生えないような、
添加物とか保存料がいっぱい入っているものは使わないようにね。」

ゆっくり飲みなさい、といって奥様はものすごい勢いで消えていった。
(忙しい方なのである。)

しみじみと飲みながら、本当に美味しいと感動してしまった。

飲み終わって販売コーナーにとって返すと、
即座に醤油と干ししいたけを自分の名前を書いた箱に入れた。

それから書籍コーナーにある、しいたけスープなどの作り方が載っている本を探し、
それも買うことにする。
ええと、誰が書いてるんだろう・・・。

大森一慧・・・

あっ。

さっき、奥様が電話されてた方だっ!!

そんなこんなでフリータイムに棚を見るたびにいろいろ考えては箱に入れていき、
最終的にはものすごい量になってしまった。

でも、本当に、一つ一つが美味しいのである。

特に宮城から取り寄せているという「おさなごうどん
和歌山から取り寄せているという「梅樹庵ドレッシング
福島から取り寄せている「みれっとファームのクッキー
などなど・・・。

それぞれからお取り寄せすることも出来るのだが、
いちいち送料がかかると高くつく(それにそんなにたくさん買うわけでもないし)。

と考えると、こういう小規模で一つ一つ丁寧に作っているものを集めたところ、
つまりはこの販売コーナーみたいなものが家の近所にあればいいのか・・・。
(と思って帰宅してからあちこちの自然食品店をまわってみたが、
いわゆる自然食品メーカーのものをパックにして売っているところがほとんどで、
こういう、全国の小規模でやっているところの商品を扱っているところは見つからない。)


そして2日目も終了。やはり入浴してすぐに就寝となる(9時台である)。
この日はなぜか爆睡できた。

(まだ続きます)
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