mugimiの怠惰な毎日をだらだらとお送りします
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断食・自然食品
2009年11月01日 (日) | 編集 |
断食道場の話の続き。

時間軸がめちゃくちゃだが、到着直後の話。
ここの断食道場では自然食品の販売もしているのだが、
「明けのパンはいくつにします?」と突然聞かれた。

最初「明けのパン」の意味が分からず「???」だったのだが、
よく聞いたら、断食明けに食べられるのはパンやうどんなのだという。
(お米はエネルギーになりすぎるので数日は食べない方がいいらしい)
しかも、その辺のパンではダメで、天然酵母パン、しかも、
砂糖も乳製品(バター)も卵も使っていないものでないといけないという。

なかなかそういうのは手に入らないので、こちらでお分けしているんです、とのこと。
ここで作っているわけではなく、横浜のパン屋さんに注文するので、
数を確認しないといけないから今聞いているとのこと。
「お分けしている」といっても実際は「売っている」という意味なのだから、
いきなり「いくつ買うか?」と聞かれているわけで、ちょっとムッとしてしまった。

「あ、パンでなくて、うどんもありますけど」

とも言われたのだが、いずれにしても同じことじゃないか、と思いつつ、
でも「いりません」と突っぱねるのもちょっと空気的に良くないと思い、

「じゃ、パン、一つで」

とぶっきらぼうに返事してしまった。

「パンは、レーズンもありますけど」
「いいです、プレーンで」
「うどんはどうします?」
「いえ、いいです」

というやりとりをしたのだが・・・。


このわずか2日後、

「あああ、どうしてあのときもっと買っておかなかったんだろう!」

と地団駄を踏むことになるとは・・・。


さてさて。

初日は自己紹介と何度かの座禅をしたあとは、入浴してすぐに就寝である。
やはり神経が高ぶっているのか、なかなか寝付けず・・・。

2日目は5時半に起床して、6時から掃除。
そのあとまた別棟に移動して、まずは般若心経を唱える。
(唱えるだけで、別に解説があるわけではない。)
そのあと森信三という哲学者の本の読書会。
哲学書というと難解なイメージがあるが、これはすごくわかりやすく、
かつかなり実生活に近いものなので面白い本だった。

それからまた1時間に1回の座禅を数回やったのち、
お昼には野菜ジュースが一杯(たくさんという意味ではなくコップに一杯)出る。
これをゆっくりゆっくり時間をかけて頂く。

そのあと生姜湿布実習(?)。
みんなで生姜をすり下ろして木綿袋に入れて煮立て、
そこにタオルを浸して絞り(←全部浸すと熱くて絞れないので両端を浸さないのがコツらしい)
お腹の上に当てて数分おく、というもの。
普通の温かいタオルを置くよりも、生姜を入れる方がずっと温かさが持続するので、
すごく気持ちよくてウトウトしてしまった。

そしてまた午後から座禅へ。

この頃から少しずついろんな人と話せるようになった。
座禅の合間のフリータイムも本を読むのをやめて、
いろんな方からいろいろお話を伺ったり。
食事を変えることで体調が変わるだけでなく、考え方も変わったので、
その結果仕事も変えてしまった、という方もいたり・・・。

ただ、いずれにしてもやはりみなさん「食」に対する意識がとても高く、
完全なる玄米菜食とまではいかないものの、
私よりはずっとずっと気をつかった食事をしていらっしゃる。

そう考えてみると、最近そんなに食事に対してマジメに考えていなかったなあ・・・。

私は肉も魚も乳製品もお菓子も食べてはいるのだが、
それでも玄米菜食という考え方に抵抗しないのは理由がある。

小さい頃、東城百合子の「家庭でできる自然療法」という本が家にあり、
ちょっとした病気や怪我などは、母がこの本を見てあれこれと対処をしてくれた。
今はどうか分からないが、小さい頃は梅エキスも家に常備されていたし。

私はなぜかこの本を読むのが好きで、
巻末にある「体験談」コーナーなど、今でも覚えているくらいだ。
基本的に、この本では玄米菜食の重要性をかなり強く述べているのである。

今になって思えば、母なりの「子供には薬をあまり使いたくない」という思いだったのだろう。
(実際はどうかわからないが・・・)

そんなことをつらつらと考えつつも、
基本的にはみんなお腹がすいているせいか、
やはり食べ物の話ばかりになってしまうのがおかしかった。

そうそう、フリータイムには自然食品コーナーもよく眺めた。
上述した、販売コーナーである。
最初に書いたように、ここはご夫妻で主催されており、
奥様は料理教室もされている。
そのため、使う食材もかなり厳選しており、味噌や醤油にいたっては、
自分で作っているとのこと。
納得出来るものが出来るまでかなり時間もお金もかかったそうなのだが、
今ではあちこちからの「欲しい」の声に応えられるように、
小分けして販売もしているのである。
それ以外にも日本全国の「安心出来る素材で、かつ美味しいもの」が選び抜かれており、
眺めているとあれもこれも欲しくなってくる(お腹がすいているからますます・・・)。

みんな同じ考えになるので、一人一つ段ボール箱をもらい、
欲しいものを自分の箱に入れておくと、スタッフが梱包して宅配便で送ってくれる。
(もちろん料金は最後に払うのだが。)

棚を眺めていたとき、奥様がふと私の顔を見て
「あなた、目の下が赤いわね」と一言。
そうなのだ、私は目の下がぷっくりしていて、しかも赤い。
これはずーっと昔からこうで、大学時代は化粧品屋に行くたびに
「そのクマにはこれが効きます」
「コンシーラー使った方がいいですよ」
といわれていたほど。

「それはね、腎臓が疲れてるの。あなた、砂糖取ってるでしょ?
魚も食べてるわね。砂糖の毒とか、魚の毒を漉すのに腎臓がすごく頑張ってるのよ。」

心配そうにいいながら、ふと受話器を取ってどこかに電話をかけ始めた。

「あ、一慧さん? あのね、目の下が赤いのは・・・」

しばらく話したのち、受話器を置いて私の方に向き直ると、
「しいたけスープがいいみたい。ちょっと、作って上げるから」

と台所へと歩いていく。慌ててあとをついていく私。

しいたけスープというのは干ししいたけを数個鍋に入れ、
フタをせずに(陰の気を飛ばすらしい)20分ほど煮込んだ液に、
自分が美味しいと思う量の醤油を入れたもの。

今ひとつピンと来なかったのだが、頂いてみたらものすごく美味しい!
(もちろんお腹がすいていたというのもあるが、それを差し引いても、
体に染み渡る感じがする。)

「干ししいたけはね、天日干しじゃないとダメよ。
スーパーで売ってるのは乾燥機で乾かしたものだからダメ。
醤油も、何年おいてもカビが生えないような、
添加物とか保存料がいっぱい入っているものは使わないようにね。」

ゆっくり飲みなさい、といって奥様はものすごい勢いで消えていった。
(忙しい方なのである。)

しみじみと飲みながら、本当に美味しいと感動してしまった。

飲み終わって販売コーナーにとって返すと、
即座に醤油と干ししいたけを自分の名前を書いた箱に入れた。

それから書籍コーナーにある、しいたけスープなどの作り方が載っている本を探し、
それも買うことにする。
ええと、誰が書いてるんだろう・・・。

大森一慧・・・

あっ。

さっき、奥様が電話されてた方だっ!!

そんなこんなでフリータイムに棚を見るたびにいろいろ考えては箱に入れていき、
最終的にはものすごい量になってしまった。

でも、本当に、一つ一つが美味しいのである。

特に宮城から取り寄せているという「おさなごうどん
和歌山から取り寄せているという「梅樹庵ドレッシング
福島から取り寄せている「みれっとファームのクッキー
などなど・・・。

それぞれからお取り寄せすることも出来るのだが、
いちいち送料がかかると高くつく(それにそんなにたくさん買うわけでもないし)。

と考えると、こういう小規模で一つ一つ丁寧に作っているものを集めたところ、
つまりはこの販売コーナーみたいなものが家の近所にあればいいのか・・・。
(と思って帰宅してからあちこちの自然食品店をまわってみたが、
いわゆる自然食品メーカーのものをパックにして売っているところがほとんどで、
こういう、全国の小規模でやっているところの商品を扱っているところは見つからない。)


そして2日目も終了。やはり入浴してすぐに就寝となる(9時台である)。
この日はなぜか爆睡できた。

(まだ続きます)
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