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授賞式
2010年06月12日 (土) | 編集 |
先日帰省したもう一つの目的である、母校(大学)での行事の話。

どこの学校も卒業生団体の「○○会」というのが存在すると思うのだが、
私の母校にも由緒正しい(?)団体が存在する。
卒業生名簿を見ると、父方の祖母の名前もある(つまりは先輩なのだ)。

で、この卒業生団体が、卒業生を対象とした研究助成をしている。
とはいえ「奨学金」という名前なので、
一般的な助成金と違い、使い道はかなり自由である。
(種類にもよるが、試薬は買えても機械は買えないなど、
制限のある助成金も多数存在する。)

私が4月からやっている研究について、
「こういうコトをこういう計画でやりたい」
と書いた作文(?)を今年はじめに母校に提出したところ、
審査の結果採択されたとのこと。
(応募者が何人いたのかは不明。)
つまりはその授賞式があったのである。

控え室でちんまり座っていたところ、
理事の方が数名・・・。

・・・あれっ?

「あのー、イノウエ先生、ですよね?」

なんとなんと、私の高校時代の現代国語の先生が、
いつの間にやら理事になられているのであった。
(この先生も卒業生なので、別に不思議なことではないのだが・・・。)


私が行っていた学校は、理系よりも断然、文系の強い学校で、
附属中学では全員、毎週のようにレポート(作文)があり、
しかも「万年筆で」書いて提出しなければならない、
という恐ろしいルールがあったらしい。
それも順番に全員の前で発表し、
全員の前で先生に怒られたりけなされたり
(ごくまれに褒められたり)するという、
すこぶる大変な授業だったとのこと。

私は附属高校から入学したのだが、
中学時代の学校の試験やら受験前の模試やらでは
国語で毎回高得点をたたき出していた。
そんなわけで、自分では「国語は得意」と思っていたのである。

それが、高校に入学してみたら、周りとレベルが全然違う。
全く歯がたたないのである。

そもそも、受験時の国語の試験というのは、
「筆者の言いたいことは何か」を要約させたり、
いくつかの選択肢の中から選ばせたり、
あるいは漢字の読み仮名を振るとかひらがなを漢字にするとか、
あらかじめ答えが決まっているものである。
漢字は覚えるしかないが、それ以外の問題については、
「こう答えさせたいのだろう」と、
ひねくれた中学生にはある程度「見えて」しまうのである。

そもそも中学時代(つまり受験勉強で)は
「覚える」ことが第一で、
「あなたの考えは?」と問われることはまずない。

しかし、私が通っていた高校での国語の試験というのは
「あなたの考えを述べよ」
という記述式。
つまり答えが一つではないのである。

自分の考えをまとめて文章化するというのは難しい作業で、
主張に一貫性がないといけないし、
なぜそのような考えに到ったかという経緯やら、
他の考えとの比較なども必要である。
どんな意見であっても、これらの要件を満たしたきちんとした文章であれば、
肯定的・否定的問わずに得点化される。

そんなわけで、私はそれまでそういう訓練を受けていなかったため、
高校に入ってから大変大変苦労したわけである。
(私に限らず、外部から入ってきたコ達はみんな苦労したはず。)

さらに、私が通っていた高校は大学附属なので、
「大学受験」の必要が無く、つまりは受験対策をする必要がなかったので、
文系理系に分かれることなく、卒業まで全員同じ授業なのである。

だから国語だけでなく、歴史・倫理・政治の授業もあったし、
これらの試験も全て記述式だったのである・・・。
習ったことをそのまま覚えて答案に書くならまだしも、
授業で受けたことを自分なりに捉えて、理解して、
それを記述するというのは私にとっては苦しい作業だった。
(今から思えば先生方も採点が大変だったのだろう。)

まあ、そんなわけで高校時代の国語や社会の試験は毎回散々で、
現代国語の試験など、あまりに文章が書けなくて、
担当の先生の似顔絵を裏に描いたこともあるくらいなのだ。

というときの、似顔絵を描いた先生が、
まさにこのイノウエ先生だったのである。


・・・ということは・・・。

「あの、イノウエ先生も、私の申請書を・・・?」
「ええ、見ましたよ」

ぎゃーーーーっ。

赤ペンで死ぬほど書き直された高校時代の答案が、
今まさに目の前に甦るような気が・・・。


そうそう。

先週の同窓会で、面白いなと思ったこと。
みんなどんな仕事をしているのか聞いたところ、
雑誌の編集者やフリーのライターが結構いたのである。
みんな文章力あったものね・・・。
と妙に納得したのだった。
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