mugimiの怠惰な毎日をだらだらとお送りします
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国際学会・その1
2011年07月26日 (火) | 編集 |
私は国際学会というものの経験はそれほど多くなくて、
博士課程の時に1回、ポスドクの時に2回で、計3回。
そのうちの1回はものすごく大きな学会だったため、
「参加することに意義がある」みたいな感じで、
発表もポスター発表だった。

しかし残り2回はとてもとてもマイナーな学会で、
全部で70人くらいしか集まらないような、小さな学会だった。
その分、世界各国からその専門家しかやってこないので、
ものすごく内容が濃くてディープな質問がバンバン出るし、
質疑応答もみんなが気が済むまでやる、ような雰囲気。
人数が少ないので発表する人はほとんど口頭発表だったから、
大学院生の時に初めて英語で発表した時は
「人間、ここまで緊張するのか」というくらい、
つま先までぶるぶる震えたほど緊張した。

二回目の口頭発表も同じ学会だったのだが、
(だいたい3年か4年に一度開催される)
この時も緊張したけれど、やはり初回の緊張よりは多少は余裕があったかな。

しかしそのあと紆余曲折があって、
研究そのものから遠ざかっていたわけで・・・。

学会もすっかり久しぶりになってしまった。

この国際学会の次の回は2010年にカナダでやるというのは
ずいぶん前(数年前)に風のうわさに聞いていたのだが、
その後全然その話を聞かなくなってしまった。
そうこうしていたら、なぜかはわからないが一年延期することになったという。
開催地は場所はカナダのままで、2011年こそは開催するらしい。


これは、もしかしたらチャンスかもっ!?

・・・というわけで、目標をここに定めていろんなことを頑張ることにした。
最初の目標は節約して旅費を貯めること。
研究生なので旅費が出ないわけだから、自分で頑張って捻出するしかない。

二つ目の目標は英語の勉強。
もともと英会話には週に一回通っていたのだが、
今まで以上に身を入れることにしたのである。

三つめの、そして最大の目標は、学会に出られるレベルの実験結果を出すこと。
これがなければ学会に行っても単に「人の発表を聞きに行くだけ」になってしまうしね。

前倒しにしながらいろいろ計画を立ててやっていたつもりなのだが、
やはりどうしても「ここまではやっておきたい」というものが次々に出てきて、
ここ数カ月は土日ゼロで毎日毎日朝から晩まで仕事する羽目に陥った。
その間はどうしても家事にしわ寄せが来るので、
ダーリンには本当に悪いことをしてしまった。
(帰国した後は埋め合わせするわよ~


そんなわけでだいぶ前からカナダカナダと騒いでいたので、
周りの人たちもなんとなく心配になったらしい。

カナダまでは成田空港からの便しかないため、
私が住んでいる岡山からは一度羽田まで飛んで、
そこから成田まで地上移動しないといけない。
(もちろん新幹線で東京→成田エキスプレスで成田空港という手もあるが。)
そんなわけで、出発当日は母と甥が羽田空港まで出迎えてくれて、
成田空港まで見送ってくれた。
甥は夏休みに入ったばかりなので、ある意味ヒマだったともいう。
(しかも電車大好きっ子なので、羽田ー成田間を電車で移動できるのは
かなり魅力的だったらしい。)

ちなみにこの日は台風が過ぎた後で、まだ影響が残っていたらしく、
岡山→羽田間も、いつもとは違うルートを通っていた気がする。
木更津から伸びるアクアブリッジを見ることは普段はないような。

110724_01.jpg

(船のような形のものは海ほたるPA)

そして羽田から成田までは直通電車で一本。

もちろん一番前の座席を陣取った。

110724_02.jpg

ものすごく真剣に見ている甥っ子。

110724_03.jpg

今回羽田から乗ったのは成田空港に直通でいけるエアポート特快。
隣の甥の解説によると、
京急線の区間の時はエアポート特快で、
京成線の区間の時はスカイなんとかという名前らしい。
(すぐ忘れるところが結局興味がない証拠)

京急ー都営地下鉄ー京成の区間を直通するのだが、
それぞれ会社が変わると運転手と車掌が変わることも甥の解説で初めて知ったりして。

成田では少し時間があったので、見学デッキに出て飛行機を眺める。

110724_04.jpg
(彼は気づいてないみたいだけど、お金入れないと見えないんだよ)

成田空港の搭乗口でバイバイ。
頑張ってねー、と必死で手を振ってくれる甥っこをみると、
なぜだかじーんときたりして。
(すぐ帰ってくるのにね)

出国審査のあとで免税店をちょこっと見るが、
大して気をひかれるものはないなあという印象。
(無駄金を使わなくて済むという利点はあるが。)


成田からバンクーバーまではすこぶる快適。
前の席の大柄なおねえさんが傍若無人に最大限まで椅子を倒してくる以外、だが。
(中国人かと勝手に想像していたのだが(偏見!)、
降りるときにちらっとパスポートを見たら韓国人だった!!)

時差のことを考えると、とにかく乗っている間は寝ておかないと、
というわけで映画も見ずゲームもせず、
ひたすら眠る努力をしていた。
それでも二回の機内食で起こされるし、実際はほとんど寝てないかも。

そうそう、今回はベジタリアンミールを特別注文していた。
調べたら、事前に予約しておけばそういうこともできるのである。
今回使ったJALでは、ベジタリアンミールでも
「乳製品・卵あり」
「乳製品・卵なし」
など、いろんなバージョンがあるし、それ以外にも
「××教対応」
「糖尿病用」
など、宗教や病気によるバージョンもある。
もちろん乗ってから頼んでもこれはダメなので、
事前に予約するしかないのだが。

とはいえそういう予約をしておく人など機内に一人いるかいないか、らしい。
搭乗した瞬間にアテンダントさんに機内食の確認をされたし、
食事のときは誰よりも先に私の分だけ持ってくるので、
周囲からはかなり好奇心旺盛な視線でじろじろ見られてしまった。


一回目のベジタリアンミール。
(他の人たちはビーフストロガノフか何かだったと思う)

110724_05.jpg

メインはラタトゥイユとクスクス。
サラダと、デザートのフルーツ。
ここぞとばかり飲み物はエビスを頼んでしまった。
(買ったら高いし。)

二回目の機内食は軽食。
(他の人たちはメロンデニッシュとヨーグルトだった)

110724_06.jpg

私の分は野菜カレー入りピタパン。
これが思いがけずおいしかった♪

隣の日本人っぽいおねえさんは搭乗した瞬間から分厚いテキスト(英語)を広げて、
いろいろ書きこんだり考えたりしてずっと勉強していた。
食事が来たときに思い切って話しかけてみたら、
カナダの大学に入るべく、現地のプレスクールみたいなところで勉強中とのこと。
親戚に不幸があったので一週間だけ帰国していたらしい。
その間の宿題が山のようにあるのに、全然終わってないんです、と必死の形相だった。
ホントにずーっと勉強していたので、頭が下がるなあ。

そしてバンクーバーに到着。

バンクーバーの入国審査は、するする進むよう見えて、
ときにぱたっと止まってしまう。
窓口は多いので全体でみればかなり進みは早いのだが、
ある程度近くなってきたらどれかの窓口に並ばないといけないので、
どの列にするかはかなりの賭け。
隣の隣の列は全然進んでいなくて、見たら泣きそうな顔の女の子と審査官がもめていた。
ビザが・・・とか半年が・・・とかの単語が切れ切れに聞こえてくるので、
カナダに来る前に申請したビザが違っていたのかな。

私のときは「何をしにカナダに来ましたか?」と聞かれたので、
ここで「さいとしーいんぐ」と答えておけばすぐ通してくれた気がするのだが、
真面目に「国際学会に出席するためです。」と答えたら「何の学会?」。

なにしろ、今回私が参加する学会は、
ものすごくものすごーくマイナーな学会なのである。

「××学会です」といったら「え?」と二度聞きされてしまった。
聞き取れなかったのではなく、多分信じられなかったのでは・・・。
「・・・interesting」としみじみ言われたくらいだからね。

「なにか、プログラムとか、お持ちですか?
それと職場のIDカードとか」

といわれたが、まさかそんなこと聞かれると思ってなかったので、
プログラムはスーツケースだし(だから手荷物にない)
ましてやこんなところで職場(というか学校)のカードなんて持ってないので
「ないです」と言ったらそれはそれでお咎めなし。
そう考えると本当に必要だったというよりは、
このおねえさんの個人的好奇心だった気がしなくもないかな。

すぐ横で入国審査をしているオジサンは
「あなたの仕事はなんですか?」と聞かれているのに
「わからん」と日本語で答えていて、明らかに審査官の人が困っていた。
横から「あのー、お仕事は何ですかって、聞かれてますよ」
と助け船を出したら「おー、シーフードカンパニーね」とニコニコしながらお返事。
審査官の人にちょっと感謝された。

今回の学会は、カナダ人もびっくりの超地方都市。
カルガリーの近くといえば聞こえはいいが、
カナダに長く在住していた人でさえ「え、どこ?」というくらい小さな都市である。

なのでまずはバンクーバーからカルガリーに国内線で移動して、
カルガリーからは長距離バスで一時間半の移動。

バンクーバーの国内線の乗り継ぎは特に問題はなかったものの、
窓口が2つしかなくて、そのうち1つをものすごくややこしい客が占めていたので
実質は1つ。だからちょっと並ばされてしまった。
今回は乗り継ぎ時間に余裕があったのでイライラしなかったが、
これでギリギリだったら困っただろうなあ。

ようやく搭乗券をもらって搭乗口で座っていたら、
なんだか日本人の男子学生がいっぱい。
(横浜のほうの男子校だった。)
カルガリーで夏の研修をするとは、ずいぶん渋い選択だなあ。

110724_07.jpg

しばらく待っていたら、アナウンスで搭乗口変更のお知らせ。
聞き取れてヨカッタ。あたふたあたふた。

110724_08.jpg

ようやく搭乗して席に着いたものの、なかなか動き出さず・・・。

そうこうしたら猛烈な、強烈な眠気がやってきて、
すとんと落ちるように眠ってしまった。

はっ。

と気づいたら、かなり近くにエアカナダの飛行機が並行している。

いっ、いくら過密スケジュールでも、
こんな近くで飛んだら危ないじゃないかっっっ。

・・・と思ったのだが、よく見たら地面の上だった。
30分たってもまだ離陸していなかったらしい。

離陸後もとぎれとぎれに睡魔がやってくるので、
その都度頭がガクガクと。
隣のおじさんはさぞかし面白かっただろうなあ。

カルガリーについたら、今度は空港セキュリティシステムの不具合か何かで、
なかなか降りられず。

ま、もともとカルガリーでの乗り継ぎは4時間あるので、
これで時間がつぶれるならむしろ好都合かも(機内なら寝てしまっても安心だし)。
カルガリーは大雨だったので、雨粒を見ながら過ごすこと数十分。

結局一時間遅れくらいで外に出られた。
荷物もなかなか出てこなくて、
「荷物が出てくるまでしばらくかかりますが、辛抱強くお待ちください」
というアナウンスがあったくらい。

110724_09.jpg
(ペンギンを見ながら気分を和ませる)

ようやく出てきた荷物はびしょぬれ。
日本と違って荷物は外で出してしまうらしい。
(スーツケースだから別に濡れても構わないけど。)


小腹がすいたので日本でもおなじみのサブウェイでサンドイッチを食べることにする。

110724_10.jpg

システム的には日本と同じように見えるのだが、かなり細かくオーダーができるため、
逆にいえばいろいろ言わないと作ってもらえない。
「あれください」と言って黙っていたら、向こうが指示を待っているので、
あわてて「これ入れて」「それは入れないで」と頼んだくらい。

私の次の人なんて
「私はラクトースアレルギーがあるので、
サラダのドレッシングに入ってないか心配なんだけど」
と言っていて、日本でそんなこと言ったら対応できる人いないだろうなと思ったりして。


普通、空港からの高速バスは到着ロビーを出てすぐくらいのところにある。
(大阪・伊丹空港の高速バス(岡山行き)はちょっとトリッキーかもしれない)
カルガリーでもきっとそんな感じだろうと思い、
乗り場を探したのだが、なぜか見当たらない。
馬鹿みたいに空港を二周したところであきらめて
「白帽ボランティア」(←直訳。本当にwhite hat volunteerと書いてある)
の人に聞いたら、「ああ、二階にデスクがあるから」とのこと。

二階にデスク?

おそるおそる二階(到着ではなく出発ロビー)に行ったら
確かにデスクはある。
でも私が知りたかったのはバス乗り場なんだけど・・・。

「あ、あの、バス、乗りたいです。チケット、買いました。
予約しました。日本から」

といつも以上にたどたどしい英語で言ったら
「ああ、時間になったらこのデスクの前に来て。
全員そろったらバスに案内するから」
だって。

そんなことどこかに書いてあったかなあ・・・。
(よかった、思い切って聞いてみて。)

そうそう、イマドキは本当に便利で、
この高速バスも日本から予約できたし、クレジットカード決済もできたので、
ここでは予約した時の確認票を見せただけ。
しかも予約時に席も選べる。
今回の行き先は終点ではなく、途中のバス停なので、
寝てしまったら本当に大変と思って運転手さんのすぐ後ろの席を確保しておいたのだった。

時間になったら本当にちゃんと呼ばれて、バスに案内してもらった。

天気が悪いのであまり外がよく見えなかったが、、
なんというか、広々としたところを延々と走る。

110724_11.jpg

ずーっとこんな景色で一時間半。
のんびり走っているようにも見えたのだが、実際はかなりの速度だったようである。

寝ないようにかなり頑張っていたつもりだったが、
やはり途中途中でうとうとしてしまった。
でもちゃんと起きられて良かった。

大きなホテルの前がバス停なのだが、
ここから私が泊まるホテルまでは少し距離があるため、
タクシーに乗らなくてはならない。

タクシー、いないかなあ・・・。

探したもののタクシーらしい車はなくて、
仕方ないのでフロントで
「タクシー呼んでください。」
と頼んだところ、
「お名前は?」
と聞かれたので
「麦実です」
といったら、同じように高速バスから降りて私の後ろに並んでいた女性に
「もしかして、××学会に参加されるのでは?
○○ホテルまで行くなら、一緒に乗せてくれませんか?」
と話しかけられた。

タクシーの中で少し話をしたら、
どうやら前の学会で会っているらしい。
向こうは私のことを覚えているっぽいのだが、
こちらは全く記憶がなくて・・・。
何しろ自分が発表することでいっぱいいっぱいだったから、
他に誰がどんな発表をしていたかなんて、全然覚えていないのだ。

そうそう。

事前に学会運営委員会からメールが来ていて、
今回泊まるホテルには直接電話し「××学会の参加者です」と言えば割引になる、と書いてあった。
しかしエクスペディアという旅行代理店サイトをみると、
それよりももっと安く泊まれることが判明。
なので、そちらを経由して予約していた。
その予約票を見せたらチェックインはすんなり終わったのだが、
その女性が案内されたのはスイートの建物、
私が案内されたのは一般客室の建物だった。
なるほど、そういうことね・・・。

部屋に入ったらこんな感じ。

110724_13.jpg

スイートじゃなくても、なかなかいい感じでは?

日本の自宅を出てからすでに28時間が経過。
外は明るく見えているけどすでに夜10時。

110724_12.jpg

速攻でお風呂に入ってサッパリして、ようやく布団で寝たのだった。
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