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学会2日目・BBQパーティでのこと
2011年08月18日 (木) | 編集 |
そうそう。

話は少し学会からそれる。

この4月から、同じ研究室にケニアからの留学生(女の子)が来ている。
国費留学生だけあって頭の回転も速くて記憶力もいいし、
何よりまじめである(性格的にはおおらかなのだが)。

もちろん彼女も日本語研修を別の専門機関でみっちり受けているのだが、
それでもまだまだ日本語で研究の話が出来るほどのレベルではない。

それと、分子生物学的な実験は本国ではやっていなかったそうで、
イチからこちらでトレーニングしなくてはならない。

そんなわけで教授から頼まれて、英語で彼女に実験の手ほどきをしているのだが、
自分では「目をつぶってでもできる」くらい手なれた作業であるにもかかわらず、
英語で説明しようとするとものすごく大変なのである。

中学高校大学で少なくとも8年英語を勉強して、
なおかつ英会話スクールに5年も通いながら
「ビーカーにサランラップでフタをしたらピンセットで数か所穴開けて」
「ピペットをこのボタンを親指で押さえてゆっくり液体を出し入れして」
ということを言えないのである!!

(「サランラップ」は商品名なので当たり前だが通じない。
「plastic wrap」あるいは「cling film」らしい。
さらに「ピンセット」は「tweezers」または「forceps」。
実は「ピンセット」はオランダ語が語源なんだって!!)

多分英会話に通うよりも前だったら、
「アナタは勉強するために自分から日本に来たのだから、
ワタシはアナタに日本語で話します」
という考えだっただろうと思う。

しかし英会話に通いはじめて、アメリカ人の先生の考え方とか、
あるいは物事の捉え方とかなんかを少しずつ吸収してくると、
つくづく感じるのは、言語はツールであるということ。
例えば私たちのような研究者の場合、目的は「研究をすること」であって、
それを伝える言語はツールである。
日本に来たからと言って別に日本語に限定しなくても構わないんじゃないかと思う。
目的が「日本語を勉強すること」にすり替わってはいけないんいじゃないかと。
(うまく書けないが。)

それと、実際、英会話に通う前だったら、
どんなに頑張っても英語が口から出なかったと思う。
ある程度口から出るようになったこのタイミングで留学生が来て、
英語で説明をしなくてはいけない状況になる、というのも、
私にとってはものすごくいい刺激で勉強になる。
カミサマがやることは無駄が無いなあ。


そして学会の話に戻る。

BBQパーティーで私の向かいに座った今回の学会実行委員長の方は、
カナダ人の黒人男性だった。
よく聞いたらもともとはケニア出身で、ケニアで大学を出た後にカナダに留学して、
そのままカナダ国籍を取ったらしい。

私が上述した留学生の話をして、
彼女から習った、ホンのわずかなスワヒリ語を披露したら、
それこそ飛び上がらんばかりに喜んでくれた。

「前から思ってたんだけど、日本語の音の響きはスワヒリ語に似てるんだよ。」
とのこと。
そんな気もしなくはないのだが、スワヒリ語の方が複雑な発音が多いと思うけどな。


だいぶ後の話になるのだが(今から数日前)、
本当に学会が有意義だったので、この学会実行委員長の方にカードを送ることにした。
どこから見ても日本、という感じのカードを買ってきて、
感謝の気持ちを伝えるような英文をひねり出し、
例の留学生に頼んで、スワヒリ語に翻訳してもらった。

意味のさっぱりわからないものを書き写したので、
もし彼女が「お前を呪ってやる」みたいな文を書いていたら、どうしよ。
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