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日本人の道徳
2007年04月23日 (月) | 編集 |
先日の英会話のレッスン。
アメリカンジョーク集をまたやったのだが、

ハムエッグ-ニワトリの一日分の対価と豚の一生分の対価

というのがあってちょっとおかしかった。
アメリカ人っていろんなこと考えるねえ。

と毎回英会話のレッスンでのジョークについて書いているが、
毎回アメリカンジョークばかりやっているわけではない。
どうもマジメな話はつっこみにくくて、ねえ。

そんなつっこみどころのないマジメな今回のレッスンは、
ワシントンポストに載っていた道徳の概念に関する記事について。
少々意訳も交えると、こんな話から始まる。

「テロリスト集団がこの近くを狙っている、という通達を受け、
あなたは近所の人たちと地下室にこもってなんとかやり過ごそうとしている。
まさにその家にテロリストが侵入してきた気配があり、
みんなで息を潜めていたその矢先にあなたの赤ちゃんが泣き出したら・・・?」

ここで提示されている選択肢は二つある。
1. その場で赤ちゃんを絞め殺す
2. 気づかれるかもしれないが、それでも絞め殺すことは出来ない

この仮定の話をして選択肢を提示をすると、
大抵の人たちは2を選択するという。
それがそれぞれの人たちにとっての「モラル(道徳)」だからだ。

しかし前頭前皮質に損傷を受けている人たちは、
(日常生活や見た目には何の異常もない)
そのほとんどが1を選択するという。
その理由は「1は一人死ぬが他は全員助かる、2は全員死ぬ、
ならば、1を選んだほうが助かる人の数が増える」
というすこぶる明快な理由を優先させるからである。

この記事で引用されているのが、Natureの最新号に載っている、
Damage to the prefrontal cortex increases utilitarian moral judgements
という論文。
Natureジャパンの訳によれば
前頭前皮質の損傷によって道徳的判断の功利主義的な傾向が増す
という論文である。
(私を含め、一般家庭ではNatureのサイトから目次は読めても、
中身は購読料を払っていなければ読めない。
ワタクシは汚い手(!!)を使ってこの論文を入手いたしましたが・・・)

ちなみにこの新聞記事の原典はコチラ
興味のある方は是非ご一読を。


で、レッスンではそれぞれの人のモラルについて
ディスカッションになったわけだが・・・。

アメリカ人の先生が言う。
「日本人にとってのモラルはなに?」

モラル・・・。うーん。

謙虚は美徳、沈黙は金、本音より建前?

ためしにそう言ってみたものの、
ものすごーく訝しげな顔で「そーお?」と言う。
まあ、日本人でも「俺が俺が」的な人多いもんね。

(同じクラスのNさんは
「他人に親切にする」といってやはり撃沈していた。)

ここは一つ基本で、と思って「人を殺さないこと」と言ったら、先生は
「まあ、日本に限らずどこでもそうだと思うけどねえ」と言ったあとで、
「あ、でも、中国で大虐殺をしたのは日本人でしょう?
それは日本人には殺人をしてもよいというモラルがあったからじゃないの?
いつから(殺人をしてはいけない)というモラルになったの?」
と言い出したのでワタクシ、閉口。

この手の話になると妙にこの先生張り切りだすのよねー。
「じゃ原爆はいいのか」「空襲で一般市民がどれだけ犠牲になったか」
みたいに反撃したところで、
「そもそも日本がパールハーバーを攻撃したから戦争がはじまったわけで、
戦争を起こさなければ原爆で攻撃されることもなかった。
だから日本が戦争を仕掛けたのが悪い」
という議論に持っていかれるし(←経験済み)。

そもそも日本語でもこういう議論はワタクシ不得意なのに。

こちらのサイトでもあるような、

「大日本帝国によるパールハーバーの奇襲攻撃以前に、
彼らの暗号は米国側によって解読されており、
奇襲攻撃もF.ルーズベルト大統領はお見通しだった。
だから1941年12月7日(米国時間)、
空母は一隻もパールハーバーに停泊していなかったのだ。
そして絶望的に間抜けなワシントンの日本大使館が、
本国からの宣戦布告文の暗号解読に手間取り、
奇襲攻撃後に宣戦布告を通知するという
信じがたい失態があったことも手伝い、
戦争に消極的だった米国世論を
政治的に一気に盛り上げることに成功したのだ」



という陰謀説も必死で披露したものの、
「歴史にはいろんな角度から見たストーリーがある。
その話もストーリーの中の一つ、
しかも日本人から見て『都合の良いストーリー』でしか過ぎない」
とまでいわれてもうやる気を失った。

なのでこの手の話を英会話でするのは避けたいという、
非常に後ろ向きなワタクシ。

まあそんなこんなで、
「日本人のモラルを来週までに考えてきて」
という宿題を出されてしまった。
かなり困っております。

誰か、助けて。
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