mugimiの怠惰な毎日をだらだらとお送りします
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

純正律・平均律
2006年10月27日 (金) | 編集 |
昨日は市役所で丸々二時間かけての用事、
今日はお茶のお稽古、と案外に主婦は忙しい。

先週お茶のお稽古で先生のお手前を見ながら
「ほとんど全部忘れてる」と思ったが、
今日久しぶりにやってみたら、意外と手が覚えているのにビックリ。
人間の記憶って不思議。
(自転車とか水泳みたいなもの?)

お茶のお稽古らしきことを初めてやったのは高校時代だが、
受験の必要がない私立の女子高だったので、
人に話すと「ええっ?」といわれるような授業があれこれあった。
一年の時はなぎなたの授業があったし、
声楽・器楽の授業もあって、バイオリンは全員必修。
二年か三年から選択で美術とか工芸もあった気がするが、
私は声楽しか取っていなかったので、他に何があったか全く覚えていない。

そう、声楽。

高校時代に合唱部に所属していたのだが、
部活は基本的に月・水・金で、
コンクールとか文化祭、演奏会などのイベント前になると、
月・火・水・金になった(ような気がする)。
いや、コンクール前は毎日あったような気もするなあ。

しかしこれが全然苦ではなくて、
むしろ部活がない日の方がつまらなかった。
ホントに歌うの大好きだったから。

思い起こすと子供の時から歌うのは大好きだったが、
かといって子供合唱団に入っていたわけでもない。
ピアノは全く習ったことはなくて、
ごくごく小さい頃にエレクトーン教室にちょこっと通って、
さらには小学校の数年間、バイオリンを習っていたくらい。
だから楽譜をパッと読めないし、絶対音感もない。
でも「好き」という気持ちはすごく強かった。

好きが高じて部活以外にわざわざ声楽のレッスンにも通い出した。
母がたまたま某オーケストラのバイオリニストと友達で、
その縁で某音楽大学の声楽科の先生を紹介して頂き、
自宅に伺ってレッスンをしていたのだ。

この先生から「音大受験を考えてみたら?」といわれ、
少々舞い上がった時期があった。
確か高校二年の頃である。

あまりマジメに音大受験を考えたことはなかったが、
勧められた、というのはそれなりにスジがいいということなのかもしれない、
と当時の私は思ったのである。
(今考えてもこれはよくわからないが・・・。)

そんなこんなの時期に三年生になり、ますます選択科目が増えた。
何しろ受験がないエスカレーター式の学校だから、
ごく普通の「数学」「英語」以外に、
「ツァラツストラはかく語りきを読む」とか「実験物理」とか、「フランス語」とか、
まあいろいろあったのである。
それで、私が選んだのは「ソルフェージュ」。
多少音大受験を意識していたことがうかがえる。

このときに集まったのは10人もいなかった。
6、7人だっただろうか。
私以外の人たちは、いずれも幼少期からピアノやバイオリン、
あるいは両方を自発的にか強制的にかずっと続けていて、
初見で弾けるのは当たり前、絶対音感もバッチリ、
というレベルだったのである。
(後にこの中から2人が音大に進んだ)

その授業は苦痛以外の何者でもなかった。
他の人が簡単に出来る聴音が出来ない。
楽譜を渡されてもすぐには音が取れずに歌えない。
シャープやフラットがいくつも付いた譜面を一瞬だけ見せられて、
「今のは何長調?」という試験もあった。
どんなに努力しても、音感はあとから身に付かない。
他の人たちがあまりにもあっさりと出来ることが、どんなに頑張っても私には出来ない。
その事実があまりにつらくて、
聴音のテストの時かなにかに泣いてしまったこともあった。

余談だが、その先生は私が泣いていたら、
「ずっとそこで泣いてなさい!」と言い放って全くフォローしなかった。
今思えばそれはそれでまた一つの教育かと思うので別に恨んだりはしていない。

まあ、そんなわけで、「音大受験?無理に決まってるじゃない」と、
自分でとことん自分を叩きのめしたのである。
(高校卒業後は声楽を続けなかったのはなぜなのかとたまに思うが、
どんなに努力してもかなわないことがあるという痛みが強かったのかもしれない)

最近、一部で純正律が流行っているらしい。
どこかでその記事を読んで、検索したら
純正律でのモーツァルトなんていうCDも発売されている。
早速買ったのだがすっかり気に入ってしまい、最近はよく車で聴いている。

純正律とか平均律というのは、あの忌まわしい(!)
高校時代のソルフェージュの授業で習ったのでよく覚えている。
この辺の「理論」なら勉強すれば他の人と肩を並べることが出来たから、
必死に勉強したのねワタシ・・・。

世の中には奇特な人もいるもので、
純正律、平均律でのそれぞれの和音を聞き比べるサイトもいろいろある。
(「純正律」で検索するとわんさか出てくる)
なかでも様々な時代での調律方法で同じ曲を聞き比べるサイトが秀逸。
二時間くらい遊んでしまった(専業主婦バンザイ)。

先日図書館から借りた「音の後進国日本―純正律のすすめ」を読んでいて、
日本の音大受験は聴音や初見でのピアノ演奏、
また、シャープがいくつフラットがいくつで何長調(何短調)、という、
「音楽らしさ」からは離れた基準での試験ばかりだ、というコメントがあり、
読んでいて少々ニヤッとしてしまった。

しかしこう毎日毎日遊んでいていいのだろうか・・・。
主婦業も(一応)、やっておりますようっ。
寝る前は罪滅ぼし(!)にダーリンのマッサージもしてるもーん。
スポンサーサイト

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。